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日本鳥学会2013年度大会 シンポジウム『鳥類がもたらす生態系サービス』
シンポジウム『鳥類がもたらす生態系サービス』が開催されます。
日時:9月15日(日) 15時15分~18時
場所:名城大学共通講義棟南S101
コーディネーター:風間健太郎・日野輝明(名城大学)
司会:日野輝明
鳥類は人間との関わりの中で,糞(肥料)の付加といった"供給サービス",それにともなって栄養塩を循環させる"基盤サービス",種子の散布や送粉を行う"調整サービス",環境教育・研究やレクリエーションの題材あるいは観光資源の役割を果たす"文化サービス",さらには鳥類の個体数や生態・行動の変化から環境の異変が察知できるといった保全に関するサービスを人間に提供します.近年,鳥と人との関わりと言うと,ともすれば農・漁業被害や糞害といった軋轢や弊害の方がクローズアップされがちです.本シンポジウムでは,鳥類の生態的特徴および彼らが生態系の中で果たす役割を紹介しながら,鳥類がもたらす様々な生態系サービスに今一度スポットを当てます.本シンポジウムを通し,様々な生態系サービスを担う鳥類の多様性保全の重要性や人と鳥との共存のあり方などについて議論が深まればと考えております.
S1:はじめにー鳥類がもたらす生態系サービス-
日野 輝明(名城大学 農学部)・風間 健太郎(名城大学 農学部・学振PD)
S2:鳥類による花粉媒介と種子散布
北村 俊平(石川県立大学 生物資源環境学部)
S3:農耕地および沿岸生態系において海鳥が担う物質供給の役割
風間 健太郎(名城大学 農学部・学振PD)
S4:中/高校における環境教育題材としての鳥類
遠藤菜緒子(只見町ブナセンター/東北工業大学)
S5:日本に飛来する夏鳥の渡り時期と繁殖時期の長期変化
出口 智広(公益財団法人 山階鳥類研究所 保全研究室)
S6: コウノトリの野生復帰計画-希少鳥類の地域資源化による人との共生-
大迫 義人(兵庫県立大学/兵庫県立コウノトリの郷公園)
*シンポジウムは公開です.一般の方の来聴を歓迎します.また,シンポジウムのみ参加の方は事前申し込みや参加費は不要です.
【大会事務局】
〒468‐8502 愛知県名古屋市天白区塩釜口1‐501
名城大学農学部環境動物学研究室 日野輝明気付 日本鳥学会2013年度大会事務局
【連絡先】
Email torijim@meijo-u.ac.jp(@は半角に.申し込みのアドレスとは違います.)
TEL 052-838-2466 FAX 052-838-2521