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栄・伏見

キース・ヘリング展 アートをストリートへ

きーす・へりんぐてん あーとをすとりーとへ

開催日:2024年9月28日(土) ~ 11月16日(土)
このイベントは終了しました。

明るく、ポップなイメージで世界中から愛されているキース・ヘリング。ヘリングは「アートはみんなのために」という信念のもと、1980年代のニューヨークを中心に地下鉄駅構内やストリート、つまり日常にアートを拡散させることで、混沌とする社会への強いメッセージを発信し、人類の未来と希望を子どもたちに託しました。ヘリングが駆け抜けた31年間の生涯のうちアーティストとしての活動期間は10年程ですが、残された作品に込められたメッセージはいまなお響き続けています。
本展は幅6メートルに及ぶ大型作品を含む約150点の作品を通してヘリングのアートを体感いただく貴重な機会です。社会に潜む暴力や不平等、HIV・エイズに対する偏見と支援不足に対して最後まで闘い続けたヘリングのアートは、時空を超えて現代社会に生きる人々の心を揺さぶることでしょう。

Photo by ©Makoto Murata
Keith Haring Artwork @Keith Haring Foundation

■ニューヨーカーを魅了し、へリングを一躍有名に! 《 無題(サブウェイ・ドローイング)》

1980年、人々の日常の一部として見てもらうことのできる場所として、ニューヨークの地下鉄駅構内の空いた広告板に貼られた黒い紙にチョークで描く「サブウェイ・ドローイング」を開始。公共施設へのグラフィティは違法行為のため、警官に捕まらないよう素早く描き、地下鉄に飛び乗って次の駅へと向かいました。コミカルで人々の思考や想像力を刺激するイメージは、瞬く間にニューヨーカーを魅了。有名になるにつれてドローイングは剥がされ、売買されるようになったため、1986年にこのプロジェクトは中止されました。猿のような動物が大勢の人びとに持ち上げられている本作のように社会風刺的な作品や、新年の挨拶のようなコミュケーションツールとしての作品も制作されました。

1981-83年 中村キース・ヘリング美術館蔵            Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation

1980年、人々の日常の一部として見てもらうことのできる場所として、ニューヨークの地下鉄駅構内の空いた広告板に貼られた黒い紙にチョークで描く「サブウェイ・ドローイング」を開始。公共施設へのグラフィティは違法行為のため、警官に捕まらないよう素早く描き、地下鉄に飛び乗って次の駅へと向かいました。コミカルで人々の思考や想像力を刺激するイメージは、瞬く間にニューヨーカーを魅了。有名になるにつれてドローイングは剥がされ、売買されるようになったため、1986年にこのプロジェクトは中止されました。猿のような動物が大勢の人びとに持ち上げられている本作のように社会風刺的な作品や、新年の挨拶のようなコミュケーションツールとしての作品も制作されました。

■ブラックライトで浮かび上がる作品を会場で体感 《 無題 》

フランシス・ベーコンやジャン=ミシェル・バスキアの展覧会を手がけた80年代のソーホーの大手画廊、トニー・シャフラジ・ギャラリーより1983年に出版された版画シリーズ。本作には蛍光インクが使われており、ブラックライトにより光を放ちます。この作品シリーズには、ピラミッドやアンクの十字架など生命のシンボルが描かれ、光り輝く妊婦やダンスの動きが盛り込まれることで、母親たちの強さを讃えているといえるでしょう。身体の動きを表現する線(アクションライン)が効果的に使われています。

1981-83年 中村キース・ヘリング美術館蔵            Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation

フランシス・ベーコンやジャン=ミシェル・バスキアの展覧会を手がけた80年代のソーホーの大手画廊、トニー・シャフラジ・ギャラリーより1983年に出版された版画シリーズ。本作には蛍光インクが使われており、ブラックライトにより光を放ちます。この作品シリーズには、ピラミッドやアンクの十字架など生命のシンボルが描かれ、光り輝く妊婦やダンスの動きが盛り込まれることで、母親たちの強さを讃えているといえるでしょう。身体の動きを表現する線(アクションライン)が効果的に使われています。

■幅6メートル、圧巻の超大作! 『スウィート・サタデー・ナイト』のための舞台セット

『スウィート・サタデー・ナイト』のための舞台セットは、黒人歴史月間にニューヨークの芸術劇場ブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージックで行われたダンス・パフォーマンスの舞台背景として制作されました。『スウィート・サタデー・ナイト』は、1985年に上演された黒人のストリートダンスと、社交ダンスの誕生300周年を記念したパフォーマンス。本作には横幅6メートルを超える大画面いっぱいに黒い線でダンサーが踊るように描かれており、この作品の前で踊られたブレイクダンスが作品に息を吹き込みました。

1981-83年 中村キース・ヘリング美術館蔵            Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation

『スウィート・サタデー・ナイト』のための舞台セットは、黒人歴史月間にニューヨークの芸術劇場ブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージックで行われたダンス・パフォーマンスの舞台背景として制作されました。『スウィート・サタデー・ナイト』は、1985年に上演された黒人のストリートダンスと、社交ダンスの誕生300周年を記念したパフォーマンス。本作には横幅6メートルを超える大画面いっぱいに黒い線でダンサーが踊るように描かれており、この作品の前で踊られたブレイクダンスが作品に息を吹き込みました。

■キース・ヘリングの集大成 《 無題 》

最後となる個展のために制作された三角形の大作《無題》は、下書きをせずにリズミカルなラインで描かれていく作品とは異なり、かたちと色づかいを事前に慎重に構成した上で描かれています。本作ではヘリング独自のスタイルに、アンディ・ウォーホルのカモフラージュの作品を引用したり、1960年代にフランク・ステラらが用いた四角形ではないキャンバスである「シェイプト・キャンバス」を取り入れるなど、美術史を研究し、表現に取り入れてきたヘリングの集大成とも言える作品です。

1981-83年 中村キース・ヘリング美術館蔵            Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation

最後となる個展のために制作された三角形の大作《無題》は、下書きをせずにリズミカルなラインで描かれていく作品とは異なり、かたちと色づかいを事前に慎重に構成した上で描かれています。本作ではヘリング独自のスタイルに、アンディ・ウォーホルのカモフラージュの作品を引用したり、1960年代にフランク・ステラらが用いた四角形ではないキャンバスである「シェイプト・キャンバス」を取り入れるなど、美術史を研究し、表現に取り入れてきたヘリングの集大成とも言える作品です。

※展示作品は都合により変更になる場合があります

詳細

日程 2024年9月28日(土)~11月16日(土)※会期中無休
時間 10:00~18:00 ※入館は閉館の30分前まで
開催場所 松坂屋美術館(松坂屋名古屋店 南館7階)
料金
料金詳細 一般・大学生:1,800円(1,600円)/中高生:1,200円(1,000円])/小学生:500円(300円)
★お得な平日ペアチケット:3,000円 ※ローソンチケットで前売のみの取り扱い

※未就学児以下無料 ※( )内は前売・優待価格 
※松坂屋の各種ご優待の案内に関しては、松坂屋美術館ホームページにてご確認ください。各種優待についてはこちら
お問い合わせ先 松坂屋美術館 TEL:050-1782-7000(大代表)
ホームページURL https://www.nagoyatv.com/program_sp/keith-haring.html
アクセス ・地下鉄名城線矢場町駅 地下通路直結(5・6番出口)
・地下鉄各線栄駅 16番出口より南へ徒歩5分
ご入館について ・諸事情により展覧会の中止や営業時間・会期が変更となる場合がございます。
・展示会場および物販コーナー内の混雑を適正に保てるよう入館者数を制限させていただく場合がございます。
・館内では携帯電話、アラームのスイッチをお切りください。
・館内では飲食(ガム、飴等を含む)/喫煙/模写/鉛筆以外の筆記用具の使用/傘や動植物の持ち込みの行為はご遠慮ください。
・本展には性的な表現を含む作品が出品されます。
・展示作品は都合により変更になる場合があります。
・展示作品にはお手を触れないようお願いいたします。
・再入館はお断りいたします。

※掲載内容は変更となる場合があります。最新の情報は公式ホームページ等にてご確認ください。

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