日本は明治開国以来、海外で開催された万国博覧会への出展を機に、カップ&ソーサーの製造依頼が全国の陶磁器産地に寄せられました。当時、日本ではまだコーヒーや紅茶を嗜む習慣は一般的ではありませんでしたが、各産地は試行錯誤を重ね、優れた成形技術と精緻な絵付け技法を用いて、海外の人々を魅了するカップ&ソーサーを制作しました。中でも、明治末期から昭和初期にかけて日本の陶磁器生産の中心地であった名古屋には、全国から優秀な絵付け職人が集まり、瀬戸や美濃で造られた素地に多種多様な絵付けを施し、欧米諸国へ輸出しました。
有田や京都のような伝統的な陶磁器生産地を持たない名古屋は、海外の技術や絵具などを柔軟に取り入れ、「名古屋絵付け」と呼ばれる独自の絵付け技法を駆使して見事なカップ&ソーサーを生み出しました。
詳細
日程 | 2025年4月1日(火) ~ 6月20日(金) |
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休館日 | 土、日、祝 |
時間 | 10:00~17:00(最終入館は16:30まで) |
開催場所 | 名古屋陶磁器会館 1F |
料金 | 無料 |
お問い合わせ先 | 一般財団法人 名古屋陶磁器会館 |
TEL | 052-935-7841 |
ホームページURL | https://nagoya-toujikikaikan.org/ |
アクセス | 市営地下鉄桜通線「高岳」より徒歩20分、市営バス 栄12、栄14「平田町」より徒歩5分 名古屋より 名駅1 白壁経由大曽根行「赤塚」下車、徒歩6分/栄より 栄14 上飯田行「平田町」下車、徒歩5分/栄より栄12 安井町西行「平田町」下車、徒歩5分 |
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