室町時代頃から、茶の湯道具や刀剣などを主として、名の知られた優品は「名物(めいぶつ)」と呼ばれるようになりました。名物の条件には、そのものの魅力や世間で有名であることのみならず、豊臣秀吉などの戦国武将や千利休などの茶人といった歴史的人物によって有されていたこと―由緒―に重きが置かれていました。
江戸時代になると、名物の多くは各大名家によって収蔵され、また重大な局面での贈答や茶会で用いられることで、大名家の家格(かかく)をも象徴するようになります。さらに『玩貨(がんか)名物記(めいぶつき)』や『享保(きょうほう)名物帳(めいぶつちょう)』などの書物によって、名物が一覧に集約・刊行されると、名物は不動の宝物のごとく扱われるようにもなりました。
本展は、尾張徳川家が収蔵した茶の湯道具と刀剣を中心として、名だたる名物の数々をご覧いただくとともに、その展開をたどります。
詳細
日程 | 2022年9月17日(土) ~ 11月16日(水) |
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休館日 | 月曜日 (但し、9/19(月・祝)・10/10(月・祝)は開館、9/20(火)・10/11(火)は休館) |
時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
開催場所 | 徳川美術館・名古屋市蓬左文庫 |
料金 | 有料 |
料金詳細 | 一般:1,400円 高大生:700円 小中学生:500円 (蓬左文庫の入館料を含む) ※ 65歳以上の方は200円割引(要証明書提示) ※ 毎週土曜日は、小・中・高生入館無料 |
TEL | 052-935-6262 |
FAX | 052-935-6261 |
ホームページURL | https://www.tokugawa-art-museum.jp/ |
アクセス | ●なごや観光ルートバスメーグル「徳川園・徳川美術館・蓬左文庫」すぐ ●JR中央線「大曽根」駅下車、南出口より徒歩10分 |
※掲載内容は変更となる場合があります。最新の情報は公式ホームページ等にてご確認ください。