漆で絵を描き、金粉や銀粉を蒔きつけて文様をあらわす「蒔絵」は、日本文化において長きにわたり理想美の象徴となっています。本展覧会はMOA 美術館、三井記念美術館、徳川美術館の3 館が共同で開催し、平安時代から現代の漆芸家作品にいたるまで、3 会場で国宝25 件、重要文化財50 件を含む計188 件を展観して、蒔絵の全貌に迫ります。
徳川美術館では、国宝14件、重文24 件を含む約120件を展示。国宝「初音蒔絵調度」(徳川美術館蔵)をはじめ、平安時代の和様意匠の完成を示す国宝「仏功徳蒔絵経箱」(藤田美術館蔵)や重文「野辺雀蒔絵手箱」(金剛寺)、国宝「籬菊螺鈿蒔絵硯箱」(鶴岡八幡宮蔵)をはじめとする鎌倉時代の蒔絵の名品、琳派様式の蒔絵、江戸時代から近代に活躍した名工による作品など、各時代を代表する名品に、現代の人間国宝を加えた選りすぐりの蒔絵をご紹介します。
さらに国宝「源氏物語絵巻」(徳川美術館蔵)をはじめとした物語絵巻や屛風、書跡なども合わせて展観し、日本人が追求した美の系譜をたどります。
詳細
日程 | 2023年4月15日(土) ~ 5月28日(日) |
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休館日 | 月曜日※GW期間は休まず開館 |
時間 | 10:00~17:00(備考:最終入館は16:30まで) |
開催場所 | 徳川美術館 |
料金 | 有料:一般1600円 高大生800円 小中生500円 毎週土曜日は高校生以下無料 |
お問い合わせ先 | 徳川美術館 |
TEL | (052)935-6262 |
ホームページURL | https://www.tokugawa-art-museum.jp/ |
アクセス | 市バス:基幹2系統「徳川園新出来」下車徒歩3分 JR:中央本線「大曽根」駅南口下車徒歩8分 |
※掲載内容は変更となる場合があります。最新の情報は公式ホームページ等にてご確認ください。