四季の移り変わりにより気候が大きく異なる日本において古来、春夏秋冬の季節を彩る情景は美術や文学の重要なテーマとされてきました。日本画では掛軸や屏風などを季節ごとに変えて日常空間を彩り、そこに描かれた自然に心を沿わせる習慣があります。また文学では詩歌において季節の描写と心情を絡めて詠みこみ、特に俳句では「季語」という約束ごとを通じて、より季節感が発揮されています。
本展覧会では2017年に開催した「自然を写す 心を映す~日本画から一句~」に続き、季語を主題としたり歳時を描いたりした収蔵作品を展示するとともに、それぞれ作品にふさわしい俳句を併せてご紹介します。日本画で表現された情景と添わせた俳句により、絵画と言葉が響きあう鑑賞をどうぞお楽しみください。
スポット情報
桑山美術館(公益財団法人桑山清山会)
- 桑山美術館は、初代館長の桑山清一が永年にわたって収集した美術品や工芸品の寄贈をもとに、1981年に開館しました。近代の日本画や、鎌倉時代から現代にいたるまでの茶道具を中心とする所蔵品を、春季は日本画・秋季は茶道具を中心に年3回の展示替えによって公開しています。庭園内に小間席の「青山」、本館2階には広間席の「望浪閣」、別館2階には立礼席、さらに別館1階には多目的ホールがあり広く皆様にご利用頂いています。
詳細
日程 | 2024年4月6日(土)~7月7日(日) |
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休館日 | 月曜日(祝日の場合は開館)、4月30日(火)、5月7日(火) |
時間 | 10:00~16:00 |
開催場所 | 桑山美術館 |
料金詳細 | 一般:800円(700円) 中高大生:500円(400円) 障がい者および同伴者1名無料 ※( )内は20名以上の団体料金 |
お問い合わせ先 | 桑山美術館 |
TEL | 052-763-5188 |
FAX | 052-763-5278 |
ホームページURL | http://www.kuwayama-museum.jp/ |
アクセス | ●地下鉄 鶴舞線「川名」下車、東へ徒歩8分 ●市バス栄18および八事12系統の「山中」下車、「山中」交差点を東へ徒歩3分 |
※掲載内容は変更となる場合があります。最新の情報は公式ホームページ等にてご確認ください。