最終更新日:2021年10月27日(水)
ブラタモリ ものづくり名古屋編
2017年にNHK総合「ブラタモリ」で3回にわたって名古屋が紹介されました。
第3弾として2017年11月18日に放送された「ブラタモリ #90「ものづくり名古屋」~名古屋が生んだ「ものづくり日本」とは?~」では、タモリさんが名古屋で「ものづくり」が盛んになった理由を探りました。
番組に登場した場所を振り返ります。
Index
◎ものづくり名古屋のルーツは400年前にあり!?
◆白鳥しろとり 貯木場ちょぼくじょう 跡
元々は、堀川を開削した戦国大名・福島正則が名古屋城築城のための資材置き場・船置場となる大池を掘ったのが始まりと言われています。
そして、名古屋城の完成後の1615年、木曽の山が尾張藩の持ち物になって質のいい木曽や飛騨の良質の木材が名古屋に集められるようになりました。
白鳥貯木場は、尾張藩直轄の貯木場で、日本の木材取引の発祥の地になっています。
現在、白鳥貯木場の跡地には、名古屋国際会議場、白鳥公園、白鳥庭園、名古屋学院大学名古屋キャンパス、住宅などが立地しています。
そして、名古屋城の完成後の1615年、木曽の山が尾張藩の持ち物になって質のいい木曽や飛騨の良質の木材が名古屋に集められるようになりました。
白鳥貯木場は、尾張藩直轄の貯木場で、日本の木材取引の発祥の地になっています。
現在、白鳥貯木場の跡地には、名古屋国際会議場、白鳥公園、白鳥庭園、名古屋学院大学名古屋キャンパス、住宅などが立地しています。
◆名古屋国際会議場
名古屋国際会議場は、1989年(平成元年)に名古屋市制100周年を記念して開催された世界デザイン博覧会のテーマ館として利用された白鳥センチュリープラザをベースに整備し、1990年(平成2年)4月28日に国際コンベンション都市名古屋の中核施設として設置されました。
1994年(平成6年)には、大規模な会議に対応するため会議室等を増設、同年10月に全館供用を開始し、現在は国際会議・学会や展示会、コンサート、吹奏楽のコンクールなど様々な目的で使用されています。
1994年(平成6年)には、大規模な会議に対応するため会議室等を増設、同年10月に全館供用を開始し、現在は国際会議・学会や展示会、コンサート、吹奏楽のコンクールなど様々な目的で使用されています。
◎お堀を走る瀬戸電
◆瀬戸電跡(名古屋城外堀)
1911年(明治44)から1976年(昭和51)まで、名古屋市と瀬戸市を結ぶ瀬戸電気鉄道が名古屋城のお堀の中を走っていました。
堀の中には、直角に向きを変えるところがあり、瀬戸電名物の「サンチャインカーブ」と呼ばれていました。
電車にとっては相当きついカーブでした。カーブの近くの石垣も電車が曲がり切れないので、角が削られています。
瀬戸電の終着駅の先には、堀川があります。瀬戸電は、瀬戸の町でつくられた陶器(瀬戸焼き)を堀川まで運び、水運に乗せるために作られた貨物電車でした。名古屋から瀬戸までは窯で使う燃料を運んでいました。
なぜ、堀の中を通ったかというと、瀬戸は名古屋の東にあり、ここから堀川まで行くには、標高10m以上ある熱田台地を越えなければなりません。そこで、台地の登り下りが必要ない堀の中を利用しました。
※お堀の中に許可なく入ることはできません。
堀の中には、直角に向きを変えるところがあり、瀬戸電名物の「サンチャインカーブ」と呼ばれていました。
電車にとっては相当きついカーブでした。カーブの近くの石垣も電車が曲がり切れないので、角が削られています。
瀬戸電の終着駅の先には、堀川があります。瀬戸電は、瀬戸の町でつくられた陶器(瀬戸焼き)を堀川まで運び、水運に乗せるために作られた貨物電車でした。名古屋から瀬戸までは窯で使う燃料を運んでいました。
なぜ、堀の中を通ったかというと、瀬戸は名古屋の東にあり、ここから堀川まで行くには、標高10m以上ある熱田台地を越えなければなりません。そこで、台地の登り下りが必要ない堀の中を利用しました。
※お堀の中に許可なく入ることはできません。
◎堀川ともうひとつの運河
◆松重まつしげ 閘門こうもん
90メートルを隔てて2基ずつ建つこの塔は、中川運河と堀川を結ぶ通船路閘門として、1930年(昭和5年)に建設されましたが、水運の衰退から1976年(昭和51年)から閘門としての経済的生命を終えました。
高さ20メートルの避雷針をつけた尖塔や三角窓は、異国情緒を漂わせ、周囲に設けられた10基の照明灯が、エキゾチックな夜景を醸し出しています。1986年(昭和61年)5月に市文化財に指定。付近は同年に松重閘門公園となり、中川区唯一の歴史公園となっています。
中川運河の水位は堀川(松重地区)より約1メートルほど低いため、船が行き来するためにはその水位を調節する閘門が必要でした。
タモリさんも船に乗って体験していましたね。
高さ20メートルの避雷針をつけた尖塔や三角窓は、異国情緒を漂わせ、周囲に設けられた10基の照明灯が、エキゾチックな夜景を醸し出しています。1986年(昭和61年)5月に市文化財に指定。付近は同年に松重閘門公園となり、中川区唯一の歴史公園となっています。
中川運河の水位は堀川(松重地区)より約1メートルほど低いため、船が行き来するためにはその水位を調節する閘門が必要でした。
タモリさんも船に乗って体験していましたね。
◆クルーズ名古屋の運航開始!
2017年10月8日より、中川運河の再生と名古屋港のにぎわい創出を図るため、中川運河において名古屋の「都心」と「港エリア」を結ぶ水上交通の定期運航が始まりました。中川運河の波のない水面から見る名古屋駅のビル群や昔からの倉庫群と、名古屋港での大型船が往来する姿を楽しむことができます。
その他にもタモリさんに訪れてほしい周辺スポットを紹介します。
◎今回のミソ!?東山動植物園
最後は、足を延ばして名古屋市民の憩いの場・東山動植物園へ。「ものづくり名古屋」の痕跡が?!
◆東山動植物園
動物園にはコアラを始め、500種を超える動物たちがいます。世界のメダカを集めた「世界のメダカ館」、夜行性動物達の様子が分かる「自然動物館」や、小動物と触れ合える「こども動物園」などがあり、植物園には大温室を始め約7,000種の植物が楽しめます。また、季節の花が咲き乱れるお花畑、静けさの中で野鳥の声が楽しめる日本庭園など見所がいっぱいで、園内には遊園地もあります。
◆東山スカイタワー
東山公園の一角にある東山スカイタワーは、名古屋市制100周年を記念して1989年に建てられました。海抜80mの山の上に立つ高さ134mのタワー展望室からは、晴れた日には遠く御嶽山、鈴鹿山脈、アルプス連峰等が一望できます。(標高214m)
「日本夜景遺産」と「夜景100選」に認定された名古屋随一のロマンチックな夜景を眺めながら、スカイレストランでの食事も楽しめます。
「日本夜景遺産」と「夜景100選」に認定された名古屋随一のロマンチックな夜景を眺めながら、スカイレストランでの食事も楽しめます。
おさらい:今回タモリさんが歩いた場所の地図
皆さんも、タモリさんの歩いた道をブラブラしてみてはいかがでしょうか。
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