★なごや今昔紀行 ≪円頓寺エリア≫
名古屋城下の賑わいを原点とした、名古屋で最も古い商店街といわれているのが「円頓寺」です。名古屋駅からほど近い、都心の一角にありながらも、昭和レトロな雰囲気が人気を集めていて、映画の舞台にもなってるんだよ。最近は、新しく個性的なお店もオープンして、古くからのお店と一緒に商店街を盛り上げてるよ。味わい深い人情商店街を、ぜひ散策してね♪
五条橋・共同物揚場
堀川の水運が物流の要だった頃の名残が今も
名古屋城が築城され、清須から名古屋に街ごと引越しが行われた「清須越し(きよすごし)」の際、清須城下の五条川に架けられていた橋を現在地に移したため、名前もそのまま五条橋となりました。現在の石張舗装の橋は、1938(昭和13)年に架け替えられたものですが、当時の橋の擬宝珠だけは今も名古屋城に保存されています。橋のたもとには、かつての共同物揚場の跡がはっきり残っていて、堀川の水運が物流の要であったことがわかります。
堀川の水運が物流の要だった頃の名残が今も
名古屋城が築城され、清須から名古屋に街ごと引越しが行われた「清須越し(きよすごし)」の際、清須城下の五条川に架けられていた橋を現在地に移したため、名前もそのまま五条橋となりました。現在の石張舗装の橋は、1938(昭和13)年に架け替えられたものですが、当時の橋の擬宝珠だけは今も名古屋城に保存されています。橋のたもとには、かつての共同物揚場の跡がはっきり残っていて、堀川の水運が物流の要であったことがわかります。
長久山圓頓寺
尾張藩祖の側室が寄進した鬼子母神像
円頓寺商店街はその名のとおり、このお寺の門前町という性格も併せ持っています。1654(承応3)年に創建されたお寺で、唯一戦災を免れた山門が、商店街のアーケードに面しています。本堂脇のお堂には、子どもの守護神として鬼子母神像が安置されています。この像は、初代尾張藩主・徳川義直の側室であった貞松院が寄進したもので、毎月18日に公開されています。鬼子母神像、そして創建当時の本堂ともに、名古屋城の天守閣の余材から造られたといわれています。
尾張藩祖の側室が寄進した鬼子母神像
円頓寺商店街はその名のとおり、このお寺の門前町という性格も併せ持っています。1654(承応3)年に創建されたお寺で、唯一戦災を免れた山門が、商店街のアーケードに面しています。本堂脇のお堂には、子どもの守護神として鬼子母神像が安置されています。この像は、初代尾張藩主・徳川義直の側室であった貞松院が寄進したもので、毎月18日に公開されています。鬼子母神像、そして創建当時の本堂ともに、名古屋城の天守閣の余材から造られたといわれています。
多賀宮
縁結びのお願いごとに神様からすぐ返答が
縁結びの神様を祀っている多賀宮には、願いごとに神様がすぐ返答してくれるという「おもかる石」があります。まず、お参りをする前におもかる石を両手で持ち上げ、その重さを記憶しておきます。次に、神様にお願いごとを述べてお参りします。そして「叶えていただけるなら軽くなってください」と念じながら同じように石を持ち上げます。軽く感じたらそれは、成就するという神様からのお告げとか。たとえ重くても、そこから努力すればきっと大丈夫。
縁結びのお願いごとに神様からすぐ返答が
縁結びの神様を祀っている多賀宮には、願いごとに神様がすぐ返答してくれるという「おもかる石」があります。まず、お参りをする前におもかる石を両手で持ち上げ、その重さを記憶しておきます。次に、神様にお願いごとを述べてお参りします。そして「叶えていただけるなら軽くなってください」と念じながら同じように石を持ち上げます。軽く感じたらそれは、成就するという神様からのお告げとか。たとえ重くても、そこから努力すればきっと大丈夫。
慶栄寺 太子堂・松濤庵(中は非公開)
由緒ある茶室と折り畳み式茶室とは?
慶栄寺にある太子堂は、1804(文化元)年に建立されたもので、奈良・元興寺の五重塔の古材を用いたといわれています。二畳台目の茶室で、聖徳太子像が祀られています。また、京都の東山から移された、六畳台目の松濤庵という茶室もあります。さらに、幕末に尾張藩主・徳川慶勝が造らせ、江戸での大茶会にも使われたという、珍しい折り畳み式茶室「御席屏風」を所蔵。この折り畳み式茶室は、広間、小間、寄り付きの三席が一組となっていて、うち広間席は現在、徳川美術館に寄贈されています。
由緒ある茶室と折り畳み式茶室とは?
慶栄寺にある太子堂は、1804(文化元)年に建立されたもので、奈良・元興寺の五重塔の古材を用いたといわれています。二畳台目の茶室で、聖徳太子像が祀られています。また、京都の東山から移された、六畳台目の松濤庵という茶室もあります。さらに、幕末に尾張藩主・徳川慶勝が造らせ、江戸での大茶会にも使われたという、珍しい折り畳み式茶室「御席屏風」を所蔵。この折り畳み式茶室は、広間、小間、寄り付きの三席が一組となっていて、うち広間席は現在、徳川美術館に寄贈されています。
コメダ珈琲 菊井店
今や全国区・コメダの原点がここに?
コーヒーを注文しただけで、おつまみや、モーニングが無料でサービスされる、名古屋の喫茶店スタイルを武器に、関東や関西への進出を果たし、全国進出へという勢いさえあるコメダ珈琲店。その1号店です。昔ながらのパチンコ店の裏手にひっそりとありながらも、看板に40年の時の流れを感じさせる存在感があります。現在は直営ではありませんが、原点の佇まいはそのままです。コメダの歴史とともに味わうシロノワールは格別です。
今や全国区・コメダの原点がここに?
コーヒーを注文しただけで、おつまみや、モーニングが無料でサービスされる、名古屋の喫茶店スタイルを武器に、関東や関西への進出を果たし、全国進出へという勢いさえあるコメダ珈琲店。その1号店です。昔ながらのパチンコ店の裏手にひっそりとありながらも、看板に40年の時の流れを感じさせる存在感があります。現在は直営ではありませんが、原点の佇まいはそのままです。コメダの歴史とともに味わうシロノワールは格別です。
はね海老
昔ながらのエビフライをレトロな空間で
昭和レトロな外観で、ショーケースにはサンプルが並んでいますが、外から店内の様子は一切わかりません。「はね海老」と、店名が大きく書かれたドアを開けると、いかにも昔ながらの商店街の飲食店という空間が広がります。店名のとおりエビフライが有名で、開いた海老にさらに身が足して揚げてあり、大きくて形のいいエビフライになっています。コロッケ、トンカツ、チキンカツとフライメニューが充実。盛り合わせやランチが人気です。
昔ながらのエビフライをレトロな空間で
昭和レトロな外観で、ショーケースにはサンプルが並んでいますが、外から店内の様子は一切わかりません。「はね海老」と、店名が大きく書かれたドアを開けると、いかにも昔ながらの商店街の飲食店という空間が広がります。店名のとおりエビフライが有名で、開いた海老にさらに身が足して揚げてあり、大きくて形のいいエビフライになっています。コロッケ、トンカツ、チキンカツとフライメニューが充実。盛り合わせやランチが人気です。
肉の丸小
コロッケとミンチカツが人気の有名店
揚げ物も売っているお肉屋さんという、いかにも商店街な風景ですが、テレビなどメディアでもよく取り上げられる人気店で、いつも行列ができています。特に人気なのはやっぱりコロッケ。ジャガイモや玉ネギのうまみをしっかりと生かしたこだわりの製法を、ラードで揚げて、外はサクサク、中はホクホクの逸品です。また、一切つなぎを使わず、お肉のうまみがギュッとつまったミンチカツもジューシーで見逃せません。
コロッケとミンチカツが人気の有名店
揚げ物も売っているお肉屋さんという、いかにも商店街な風景ですが、テレビなどメディアでもよく取り上げられる人気店で、いつも行列ができています。特に人気なのはやっぱりコロッケ。ジャガイモや玉ネギのうまみをしっかりと生かしたこだわりの製法を、ラードで揚げて、外はサクサク、中はホクホクの逸品です。また、一切つなぎを使わず、お肉のうまみがギュッとつまったミンチカツもジューシーで見逃せません。
BAR DUFI
オシャレなガラス張りのスペイン料理店登場
昔ながらの商店街の一角に、ガラス張りで開放的なスペイン食堂という一見ミスマッチな風景ですが、円頓寺でチャレンジしたいと2010年にオープン。古い商店街に新しい風を吹き込んでいます。お値打ちな価格で様々な料理が楽しめる、人気のランチバイキングのほか、スペインバルとして夜11時までお酒と一品料理が味わえるのも嬉しいところ。お店の真ん中に、カウンターテーブルが囲む形のグリルがあり、食欲をそそられます。
オシャレなガラス張りのスペイン料理店登場
昔ながらの商店街の一角に、ガラス張りで開放的なスペイン食堂という一見ミスマッチな風景ですが、円頓寺でチャレンジしたいと2010年にオープン。古い商店街に新しい風を吹き込んでいます。お値打ちな価格で様々な料理が楽しめる、人気のランチバイキングのほか、スペインバルとして夜11時までお酒と一品料理が味わえるのも嬉しいところ。お店の真ん中に、カウンターテーブルが囲む形のグリルがあり、食欲をそそられます。
野田仙
職人のいる下駄屋さんにはもうひとつの顔
893(明治26)年創業の、下駄の鼻緒すげかえ職人「すげ師」のいる老舗履物店です。近年は、代々受け継がれてきた技と文化を、多くの人に触れて欲しいという思いをこめ、下駄を通しての交流活動を目指した新ブランド「野田仙久路里(のだせんくじり)」を立ち上げ、オリジナルデザインの下駄づくりを展開しています。また、円頓寺界隈を紹介するフリーマガジンの構成や、イベント、さらには映画制作も手がけており、円頓寺の仕掛け人というもう一つの顔も。
職人のいる下駄屋さんにはもうひとつの顔
893(明治26)年創業の、下駄の鼻緒すげかえ職人「すげ師」のいる老舗履物店です。近年は、代々受け継がれてきた技と文化を、多くの人に触れて欲しいという思いをこめ、下駄を通しての交流活動を目指した新ブランド「野田仙久路里(のだせんくじり)」を立ち上げ、オリジナルデザインの下駄づくりを展開しています。また、円頓寺界隈を紹介するフリーマガジンの構成や、イベント、さらには映画制作も手がけており、円頓寺の仕掛け人というもう一つの顔も。