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ヤマザキマザック美術館「アール・ヌーヴォーの伝道師 浅井忠と近代デザイン」開催中!
ヤマザキマザック美術館で、「アール・ヌーヴォーの伝道師 浅井忠と近代デザイン」が開催されています。浅井忠は黒田清輝と並んで明治を代表する洋画家です。明治150年のしめくくりに、ぴったりの展覧会です!
ヤマザキマザック美術館で、「アール・ヌーヴォーの伝道師 浅井忠と近代デザイン」が開催されています。浅井忠は黒田清輝と並んで明治を代表する洋画家です。明治150年のしめくくりに、ぴったりの展覧会です!
浅井忠は佐倉藩士の長男として生まれました。武士の出ですから、家族は画家になることに猛反対したそうですが、その反対を押し切って画家になる決意をしました。その覚悟は今の時代より相当なものだったのだろうと想像できますね。
このお写真は武士の出らしい立派な風格。当時の男性の平均身長155㎝前後だったところ、彼は177㎝もあったそうです。海外でも引けを取らない体格で、他の画家さんからも羨ましがられたそう。
浅井忠は佐倉藩士の長男として生まれました。武士の出ですから、家族は画家になることに猛反対したそうですが、その反対を押し切って画家になる決意をしました。その覚悟は今の時代より相当なものだったのだろうと想像できますね。
このお写真は武士の出らしい立派な風格。当時の男性の平均身長155㎝前後だったところ、彼は177㎝もあったそうです。海外でも引けを取らない体格で、他の画家さんからも羨ましがられたそう。
「西洋画研究」と「パリ万国博覧会臨時博覧会監査官」としてフランスに留学した浅井は、このグレー村に2年間で4回も訪れて繰り返し描いたのだそうです。この美しい景色によほど感銘を受けていたのですね、明るい色調からもそれが伝わってきます。
「西洋画研究」と「パリ万国博覧会臨時博覧会監査官」としてフランスに留学した浅井は、このグレー村に2年間で4回も訪れて繰り返し描いたのだそうです。この美しい景色によほど感銘を受けていたのですね、明るい色調からもそれが伝わってきます。
牧歌的な美しい景色や、人々の何気ない日常の様子など、美しい絵が並びます。フランスに行く同じ船に乗っていた日本人の少女の絵もあります。彼女はなんとパリ万博・日本会場の茶店のウェイトレスさんだったそうです。
牧歌的な美しい景色や、人々の何気ない日常の様子など、美しい絵が並びます。フランスに行く同じ船に乗っていた日本人の少女の絵もあります。彼女はなんとパリ万博・日本会場の茶店のウェイトレスさんだったそうです。
この花瓶はエオシン釉という金属的な光沢を持つ特別な釉薬が使われた陶磁器で、光の加減で赤や青緑と色が変わって見えるのだそうです。是非角度を変えてご覧になってみてください。エオシン釉を開発したジョルナイ工房が本領を発揮するのは屋根の瓦や外壁のタイルなどの建築材。朝と夕や、季節によって変わる太陽の光で違った輝きを見せる屋根なんて、素敵ですね。
この花瓶はエオシン釉という金属的な光沢を持つ特別な釉薬が使われた陶磁器で、光の加減で赤や青緑と色が変わって見えるのだそうです。是非角度を変えてご覧になってみてください。エオシン釉を開発したジョルナイ工房が本領を発揮するのは屋根の瓦や外壁のタイルなどの建築材。朝と夕や、季節によって変わる太陽の光で違った輝きを見せる屋根なんて、素敵ですね。
こちらはルイス・カムフォート・ティファニーのガラス花瓶。金属のような光沢がガラスとは思えない輝きです。こういった先端技術がパリ万博に出品されていて、浅井忠も驚きを持って見たのでしょうか。
こちらはルイス・カムフォート・ティファニーのガラス花瓶。金属のような光沢がガラスとは思えない輝きです。こういった先端技術がパリ万博に出品されていて、浅井忠も驚きを持って見たのでしょうか。
京都高等工芸学校(現・京都工芸繊維大学)で教鞭を取ることが決まっていた浅井忠は、ポスターや陶芸作品などを教材として日本に持ち帰ります。ポスターは、なんと掛け軸にされていたそう。掛け軸は丸めて持ち運びに便利だからなんですね。さすが日本人の知恵!
京都高等工芸学校(現・京都工芸繊維大学)で教鞭を取ることが決まっていた浅井忠は、ポスターや陶芸作品などを教材として日本に持ち帰ります。ポスターは、なんと掛け軸にされていたそう。掛け軸は丸めて持ち運びに便利だからなんですね。さすが日本人の知恵!
注目なのがこれです。浅井忠が図案を作成して、漆芸家が制作しました。こちらは図案と工芸品の両方が現存している貴重な作品の一つだそうです。このように彼はデザインを陶芸家や漆芸家にどんどん提供していました。今なら高いデザイン料を取られそうですが、彼はそういうことに全然頓着しなかったそう。若い才能を育てることが彼にとっては大事なことだったのですね。
ところで、来年の干支は猪。なんだかご利益がありそう。写真では小さく見えますが、実際に見るとかなりの大きさ。迫力もありますから、是非直接見て頂きたい作品です!
注目なのがこれです。浅井忠が図案を作成して、漆芸家が制作しました。こちらは図案と工芸品の両方が現存している貴重な作品の一つだそうです。このように彼はデザインを陶芸家や漆芸家にどんどん提供していました。今なら高いデザイン料を取られそうですが、彼はそういうことに全然頓着しなかったそう。若い才能を育てることが彼にとっては大事なことだったのですね。
ところで、来年の干支は猪。なんだかご利益がありそう。写真では小さく見えますが、実際に見るとかなりの大きさ。迫力もありますから、是非直接見て頂きたい作品です!
最後にこちら。なんだかさっき見たことあるような?パリから持ち帰ったポスターに似てますね。アール・ヌーヴォーのポスターからインスピレーションを得ていたんですね。
アール・ヌーヴォーと浅井忠デザインの関りがよくわかる構成でとっても興味深い展覧会です!絵画だけでなく工芸品、そして同時代の家具などが一緒に鑑賞できるのもヤマザキマザック美術館の魅力ですね。是非お出かけください!
最後にこちら。なんだかさっき見たことあるような?パリから持ち帰ったポスターに似てますね。アール・ヌーヴォーのポスターからインスピレーションを得ていたんですね。
アール・ヌーヴォーと浅井忠デザインの関りがよくわかる構成でとっても興味深い展覧会です!絵画だけでなく工芸品、そして同時代の家具などが一緒に鑑賞できるのもヤマザキマザック美術館の魅力ですね。是非お出かけください!
ミュージアムショップもお見逃しなく!
ミュージアムショップでは、展覧会に合わせたオリジナルのグッズが売られています。こちらは浅井忠の《花》をもとにして特別に作られたガラス作品です。ケシの花の色が美しい、素敵なグラスですね。
ミュージアムショップでは、展覧会に合わせたオリジナルのグッズが売られています。こちらは浅井忠の《花》をもとにして特別に作られたガラス作品です。ケシの花の色が美しい、素敵なグラスですね。
豆皿コレクターにはたまりません。浅井忠の図案をもとに作陶していた六兵衛窯の豆皿です。仔犬や猫ちゃんなど、かわいい豆皿がいっぱい。これでおしゃれにおせち料理を盛り付けたらインスタ映え間違いなしですね!
豆皿コレクターにはたまりません。浅井忠の図案をもとに作陶していた六兵衛窯の豆皿です。仔犬や猫ちゃんなど、かわいい豆皿がいっぱい。これでおしゃれにおせち料理を盛り付けたらインスタ映え間違いなしですね!
「アール・ヌーヴォーの伝道師 浅井忠と近代デザイン」
期間:開催中~2019年2月17日
休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月29日~1月4日)
会場:ヤマザキマザック美術館
12月23日(日)午前9時~ (再放送 午後8時~)